自分たちのライフスタイルに合わせて!
夫婦にベストな間取りは、もちろんその夫婦によって異なります。もしも「今は二人ともフルで仕事をしているから、最低限、広めのリビングと寝室さえあればいい」というのであれば、2LDKくらいから考えても十分です。一方、書籍や趣味のものなどを保管したいのであれば、その分の収納を確保した上で、「自分のものは、このスペースから溢れ出ないようにしよう」といった取り決めも大切でしょう。注意したいのは在宅ワークの有無です。特にWEB会議を含むような場合、あるいは昼夜を問わずに仕事をするケースがある場合、お互いの存在を気にせず仕事に取り組める部屋あるいはスペースを確保しておかないと、様々なストレスの原因になりかねません。それぞれの部屋やパーティションを設ける他、お互いの声が響いてしまうようなことがないかに注意しましょう。
将来を見据えた計画も大切
今は夫婦二人だけで暮らしていても、転職や出産といった理由で家に求める間取りが変わってくるかもしれません。将来をすべて見据えることは簡単ではありませんが、数年先の予定などは見据えて物件を選ぶことも大切です。例えば「将来的にはこどもが欲しいから、今は貯金をしておいて、その後、こども部屋も持てる家に引っ越そう」といった考え方ができていると、後になって夫婦間の意見のずれなどを防ぎやすくなるでしょう。最初から部屋数が沢山ある家を選びたいと思うかもしれませんが、部屋の掃除やメンテナンスなども手間ですし、ついつい余計な物を買ってしまったりするケースが多いため、2DKから3LDKや4LDKへとステップアップしていくと考えると失敗を防ぎやすくなります。